在宅医療劇場 ~在宅医療ってなぁ~に?~
物語はおじいちゃんが倒れたところから始まります。
在宅医療って、なぁ~~に?
自宅で医療や介護を受けながら生活するための支援です。
いろいろな職種の人が協力して患者さんと家族の方々が安心して自宅で
生活できるように支えます。
じゃぁ、具体的にどんなサービスが受けられるの?
自宅にいて受けられるサービスには次のようなものがあります。
訪問診療
かかりつけ医が定期的に自宅を訪問して診療します。 健康チェックや医学的処置、利用している機器の使い方を指導します。 |
往診
急に体調が悪くなったときに、かかりつけ医が自宅に駆けつけます。 |
訪問歯科診療
かかりつけ歯科医が定期的に自宅を訪問して診療します。 詳しい内容は高岡市歯科医師会のページをご覧ください。 http://www.takaokacity-dental.jp/jigyo/zaitaku |
訪問薬剤指導
かかりつけ薬局の薬剤師が、 処方された薬を持参して自宅を訪問し薬の飲み方を指導します。 同時に飲み忘れがないように、薬の管理をします。 |
訪問看護
看護師が定期的に自宅を訪問して、 |
訪問リハビリ
食事や着替え、トイレなど日常生活のリハビリ、 筋力アップ、関節が動かなくなるのを防ぐ身体機能のリハビリ、 また福祉用具の使い方や日常の介護の仕方などについても気軽に相談に乗ります。 |
訪問入浴
自宅のお風呂に入浴できない方は、 居室に簡易の浴槽をおいて入浴することが出来ます。 浴槽とお湯を載せた入浴サービス車がご自宅までうかがいます。 |
訪問介護の身体介助・・・直接患者さんに行う支援です
食事介助・オムツ交換などの排泄介助・清拭などの身体の清潔保持 自宅の浴槽への入浴介助・通院介助などがあります。 |
訪問介護の生活援助・・・本人や家族が行えない場合、家事などの行う支援です
調理・買い物・掃除・着替え・洗濯などがあります。 |
デイサービス・ショートステイ(短期施設入所)・小規模多機能型居宅介護
デイサービス 朝、デイサービス事業所に行き、夕方自宅に帰ります。 デイサービス事業所で介護を受けます。 ショートステイ(短期施設入所) 介護施設に数日から数週間入所して介護を受けます。 介護負担を減らすことが出来ます。 小規模多機能型居宅介護 通所を中心に、訪問や泊まりのサービスを組み合わせ、 多機能なサービスが受けられます。 |
住宅改修
自宅をバリアフリーにしたり、浴室、トイレの改修、 玄関にスロープを設置する費用の補助が受けられます。 一人20万円が限度で、補助は一度しか受けられません。 また、改修費用の1~2割の自己負担が有ります。 事前の申請も必要なため、利用に当たっては ケアマネジャーなどに相談してください。 |
福祉用具貸与
介護用ベッド・車いす・車いす用スロープ・歩行器・ 杖・床ずれ防止用品などを借りることが出来ます。 要介護度により、借りられる福祉用具に制限がありますので ケアマネジャーなどに確認が必要です。 |
福祉用具購入
ポータブルトイレ・入浴に使うイス・簡易浴槽など 個人が使用する福祉用具を購入する際に補助を受けられます。 1年度あたり10万円の上限額で 購入費用の1~2割の自己負担があります。 申請が必要ですので、ケアマネジャーなどに相談してください。 |
ケアプラン作成(地域包括支援センター・居宅介護支援事業所など)
上記サービスをどのように組み合わせて利用するか、 ケアマネジャーが、患者さんの自宅を訪問し、 本人の状態や家族の状況をうかがい、 ケアプラン(介護サービスの内容や利用計画)を作成します。 介護サービスの利用には複雑な規則がありますが、 ケアマネジャーに任せておけば安心です。 |
でも、うちの夫はすごく大変な状態なんだけど、大丈夫?
また、人工肛門の方、尿の管を入れている人、がんの痛みの治療を受けている方など、ほとんどの方が自宅での生活が可能です。
365日24時間 家族を介護する自信がありません
・自宅の介護は365日24時間、ずっと必要なわけではありません。
・また、365日24時間対応してくれる訪問看護サービスや定期巡回・随時対応型
訪問介護看護も利用できます。
・ご近所さんの視線が気になるかも知れませんが、無理をしないで自分が出来る
ペースで介護することが大切です。
・わからないことは気軽に在宅医療チームに相談しましょう。
・一人で抱え込まないで、誰かに話をしましょう。時には訪問看護師さんやケアマネジ ャーに思いを打ち明けましょう。
・ショートステイ(短期施設入所)を利用して自分の時間も大切にしましょう。
・人工呼吸器・気管切開・胃瘻などを利用していて医療管理が難しく
ショートステイ(短期施設入所)を利用できない場合でも、病院に7日間程度の
入院(レスパイト入院)することが可能です。
最後に
「家にいたい」、在宅医療はその一言からはじまります!
どんな病気でもどんな状態でも相談してください。
一緒に考えていきましょう!
相談先:主治医
最寄りの地域包括支援センター(高岡市のページにリンク)
https://www.city.takaoka.toyama.jp/kaigo/kenko/koresha/shiencenter.html
最寄りの居宅介護支援事業所(高岡市のページにリンク) https://www.city.takaoka.toyama.jp/kaigo/kenko/kaigo/jigyosho/kyotakukaigo.html