お知らせ

令和6年度事業計画

 高岡市医師会は「医師一人ひとりが市民のために」という医師会の原点を大切にし、市民の健康や安全を守ることに全力を傾けます。そして、このことを達成するため、今年度は以下のIからVの事業を計画し実行する予定です。

 今後も魅力ある高岡市であり続けるには、少子高齢化社会においても充実した地域医療を提供し、市民の方が医療や介護の分野で困ることなく安心して暮らしていけることが大切です。高岡市急患医療センターは初期救急医療を、高岡市医師会訪問看護ステーションは在宅医療や介護を市民の方に提供することで、これからも大きな役割を担っていきます。また、乳幼児から高齢者まで、高岡市と協力して予防医療の充実に力を入れていきます。

 一方、我々医師は日々進歩する新しい医療も提供できるよう、生涯にわたり研鑽を積む必要があります。そのために必要な生涯学習事業や研修会を当医師会独自に、あるいは高岡医療圏の医師会や富山県医師会と協力して用意致します。しかし、一人の医師が行えることは限られています。病院や診療所などの会員間の相互連携をさらに強化し、在宅医療を担う多職種や行政とも幅広く連携することで、一人の患者を複数の医師や医療従事者で支え、一人の医師の努力に頼ることのない持続可能な医療や介護を目指していきます。

 また、今回の能登半島地震に対する災害医療や新型コロナウイルス感染症のような新興感染症に対する医療は今後も必要になる可能性があり、より良い対応が出来るよう平時から準備を怠らないように努力いたします。

 最後に、高齢化の波は我々医療従事者にも及び、人や予算が限られる中、いかに効率的に地域医療を充実させるかが重要で、下記すべての分野でIT化を推し進める必要があります。高岡市医師会臨床検査センターは検査事業の充実化だけではなく、医療機関へのITサポートを通じて、医療機関のDX化に貢献いたします。